アメリカで運転免許をとった話(ミズーリ州)② 筆記試験編

こんにちは。アメリカで経済学 Ph.D. 留学中のたなぱんだです。

この記事では、アメリカ・ミズーリ州で自動車の運転免許を取る方法について解説します。今回は、筆記試験(Written Test)や視力検査(Vision Test)の内容と対策について説明します。

目次

筆記試験の内容と試験方法

交通ルールに関する選択問題(基本的には4択)です。州が作成している「Driver Guide」の中に書かれている内容が出題されます。

たなぱんだ

とんち問題のような質問が出る日本の運転免許試験に比べると、答えやすい試験だと思います

ミズーリ州の場合には全25問のうち20問正解した時点で合格となります。逆に不正解が6問に達した時点で不合格となります。

試験は、会場にあるタッチパネル式のコンピューターで行われます。安っぽいヘッドホンから問題文と選択肢が流れますが、画面にも問題文と選択肢が書かれているので、英語のリスニングができなくても大丈夫です。正解だと思った選択肢をタッチして回答します。

画面上には正解数と不正解数がリアルタイムで表示されるので、あと何問正解すれば合格(あるいは何問不正解すると不合格)なのかは一目瞭然です。

驚くことにわからないと思った問題は「Pass」できます笑 不正解数が溜まっていくと無駄に焦ってしまい、つまらないミスをするので、少しでも迷うことがあれば「Pass」してしまうのが得策だと思います。

一応、日本語でも筆記試験を受けられるようなのですが、他州で日本語の筆記試験を受けられた方の体験談なんかを聞く限り、「変な日本語訳で逆にわかりづらい」という声が多いです。できる限り英語で受けた方がいいと思います。

筆記試験の対策方法

英語を読むのがそれほど苦でなければ、「Driver Manual に目を通してしまう」というのがなんだかんだ手っ取り早いと思います。

特にしっかりと覚えたいポイントは次の2点です。

  1. 「数字」関係
    • 「消火栓の近く何フィートは駐車禁止か」や「〜の違反を犯した場合の違反点数は何点か」のような問題は、常識や論理で答えを導けるものではないです。純粋に「知っているか知らないか」です。こうした点は、しっかり暗記しておきましょう。
  2. 標識関係
    • 筆記試験での頻出問題でもあるのですが、後で説明する視力検査で「見えている標識を順に読み上げてください」と質問されます。なので、口頭で簡潔に意味を説明(例:merge や signal ahead など)できるようにしておきましょう。

マニュアルでこれらの点を押さえた上でスマホアプリで問題演習するといいと思います。App Store (iPhone)や Google Play(Android)で「Missouri DMV」と検索すると問題演習のアプリが色々と出てくるので、お好きなものをダウンロードしてください。(他州の方は「Missouri」の部分をお住まいの州名に置き換えてください)

マニュアルを読むのが嫌な方は、いきなりスマホアプリで勉強を始めてもいいと思いますが、その場合は最初のうちは合格基準に満たない正答率だと思います。そこは仕方がないので、上で説明したポイントを押さえつつ、間違えたところを復習していきましょう!

ちなみに、スマホアプリごとに出題する問題がちょっとずつ違うので、いくつかのアプリをやった方が合格率は高くなると思います。

視力検査の内容

当日の流れは後で詳しく説明しますが、筆記試験に合格すると視力検査(Vision Test)を受けることになります。

視力検査機器を覗き込んだ状態で、次の3つの質問をされます。

  • 〜行目のアルファベットを左から順に読み上げて
  • 表示されている標識を△番目から◆番目まで読み上げて
  • 点滅している光が見えるのは、画面の右側?左側?両側?

1問目と3問目は純粋に視力や視野に関する質問ですが、2問目は筆記試験の延長戦のような質問です。筆記試験をパスした人にとっては難しくないと思いますが、口頭で説明しないといけないところがめんどくさいです。

たなぱんだ

「merge」や「signal ahead」など、単語レベルの説明で構いません。Driver’s Manual でどのように記述されているかを参考にすると良いでしょう。

試験会場と当日の流れ

ミズーリ州内の試験会場は、ミズーリ州 Highway Patrol の HP から確認できます。セントルイスに住んでいる場合は、以下の試験場に行くことになると思います。

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この記事を書いた人

たなぱんだのアバター たなぱんだ 🇺🇸留学中

🇺🇸留学中に分からなかったこと&困ったことを備忘録的に残します。
どこかの誰かのお役に立ったら嬉しいです。研究の息抜きに写真のことも書くかもしれません、たぶん。

高等教育とは無縁な世界で育ったものの、ついにはPhD留学にまで来てしまいました。そんな留学中に子どもが産まれ、育児と研究を両立する日々を送っています。自分で言うのもなんですが、わりと希少性のあるサンプルな気がします。

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