この記事では、ミズーリ州セントルイスでの買い物スポットをまとめています。
内容は随時更新していきます。
【2024年1月10日】 2024年版にアップデート(Sam’s Club について加筆)
【2024年5月29日】 最新の状況を反映
飲食料品(アジア系)
United Provisions(ユナイテッド・プロヴィジョンズ)
セントルイス・ワシントン大学のメインキャンパスから徒歩圏内にあるスーパーです。日本や韓国、中国などの食品をメインで扱っています。具体的には、
- 各種調味料(醤油、みりん、酒、焼肉のタレ、めんつゆ等)
- レトルト食品(パスタソースやカレーのルーなど)
- 冷凍食品(味の素の唐揚げや餃子など)
- 各種麺類(ラーメン、そば、うどん、焼きそば)
- お菓子
- ジュース
など、日本の食料品を幅広く取り扱っています。納豆や鍋の素なんかも売っています。
ただし、たまに賞味期限切れの商品をそのまま陳列していることがあります。気になる方は賞味期限の表示を確認してください。
また、非アジア系の食品(生産野菜・果物など)は、Schnucks(セントルイスの地場スーパー)などと比べると割高なので、アジア系食品に絞って購入するのが良いと思います。
East East Oriental Groceries(イースト・イースト・オリエンタル・グローサリーズ)
セントルイス・ワシントン大学から車で北西に20分ほど移動したところにある韓国系のスーパーです。韓国の食料品を中心に、日本や中国の商品も取扱っています。
品揃えの面では United Provisions にやや劣る気がしますが、調味料など、よく使う日本の食料品は大抵揃います。
また、セントルイスではなかなか手に入らない薄切りした豚肉が売られているはありがたいです。Bulgogi Pork(プルコギ用豚肉)とか Sliced Pork Belly(スライスした豚バラ肉)の名前で売られています。
ちなみに、East East の隣には、韓国系のパン屋さん(Kim’s Bakerly)があります。メロンパンやあんぱんなど、日本のパンも売られているのでおすすめです。
Pan-Asia Supermarket(パンアジア・スーパーマーケット)
セントルイス・ワシントン大学から車で南西に20分ほど移動したところにあるスーパーです。その名のとおり、日中韓だけではなく、南アジアや東南アジアの国の食材も取り扱っています。
日本のお菓子などは時期によって品揃えにバラツキがありますが、調味料など、よく使う日本の食料品は大抵揃います。また、デザインなどは限られますが、箸や丼などの和食器を取り扱っています。
East East と同じく、薄切りした豚肉が売られている点もありがたいです。
Global Foods Market(グローバル・フーズ・マーケット)
セントルイス・ワシントン大学から車で南西に20分弱の距離にあるスーパーです。アジアだけでなく、イタリアやロシアなど世界各国の食材を扱っています。
扱う国の数が多いため、日本の食料品の品揃えに関しては、United Provisions や East East などに劣ります。特に冷凍食品の品揃えは非常に限られている印象(うどんや納豆、唐揚げなどが置かれている程度)です。
他と比べた Global Foods の強みは野菜類です。日本式のカボチャや各種キノコ類(例えばエノキ)など、他のスーパーでは取り扱っていない野菜を購入することができます。
日本式のカボチャは、最近(2023年末ごろから)Whole Foods Market でも見かけるようになりました。ただ、それでも日本式の野菜類の品揃え良さは Global Foods が一番だと思います。
また、Global Foods のある Kirkwood エリアは、おしゃれなカフェや雑貨屋などが立ち並んでいます。休日に散歩するついでに Global Foods に寄って帰るというのも良いかと思います。
飲食料品(一般)
Schnucks(シュナックス)
セントルイスのご当地スーパーマーケットです。セントルイス内の至る所に店舗を構えています。
値段や品質は「特別良くもなく悪くもなく普通」という印象です。品揃えは悪くないので、食料品や日用消耗品で必要なものは基本的に全て揃います。
店舗によっては、日本の調味料(醤油、みりん、酒、味噌)やお菓子などを取り扱っているところもあります(例えば Lindell 店)。
品切れになっていることも多いですが、Schnucks では牛肉の薄切りを売っています。日本のスーパーで売られているのに近い薄さに切ってくれているので使いやすいです。
Whole Foods Market(ホール・フーズ・マーケット)
テキサス発祥の高級スーパーマーケットです。ハワイ店が日本人観光客に人気の買い物スポットなので、日本国内でも知名度が高いと思います。
生鮮食品の鮮度は高いですし、お惣菜やベーカリーは全体的に美味しいです。ベーカリーで売られているケーキ類がお手頃&美味しいので、来客時などに重宝しています。
価格帯としては標準的なスーパーに比べて10〜20%くらい高いです。ただし、Whole Foods Market のプライベートブランド(365シリーズ)のうち非オーガニック品に限れば、一般的なスーパーと同じくらいの価格で売られています。
難点としては、ナショナルブランドの商品(=コカコーラのような有名メーカー品)をほとんど取り扱っていない点です。
なお、Whole Foods Market は 2017年から Amazon 傘下にあるため、Amazon の Prime 会員であればセール品の割引が大きくなります(黄色い値札が目印)。また、Amazon.com 経由でデリバリーに対応しています。
渡米してから3年になりますが、家から近くに店舗があるというのもあり、なんだかんだで一番利用しているスーパーです。
Trader Joe’s(トレーダー・ジョーズ)
ロサンゼルス発祥の高級スーパーマーケットです。日本人には「トレジョ」の愛称で有名です。
同じオーガニック系スーパーの Whole Foods Market と比べて値段は安い(ただし、普通のスーパーよりはやや高い)です。生鮮食品の品質は全体的に高いですし、冷凍食品や加工食品も日本人の口に合うものが多いです。私個人が一番好きなスーパーです。
パッケージが可愛く、少量のお菓子がたくさん売られているので、日本に帰る際のお土産を買うのにもちょうどいいです。Trader Joe’s のエコバッグもお土産用として人気です。
アメリカ発祥のスーパーでは珍しく Trader Joe’s では、牛肉の薄切りを売っています(少なくとも Brentwood 店では)。Trader Joe’s で買う牛肉の薄切りが和食に一番合う気がします。
ちなみに子供連れで行くとレジでシールをくれます。なかなか可愛らしく、デザインも定期的に変わるので、親の方がコレクションしたくなります。
渡してくれる素振りがない場合には、子供をアピールしながら「Can we get stickers?」と言えば用意してくれます。
唯一の難点としては、Whole Foods Market と同じくナショナル・ブランド品を取り扱っていない点です。ただし、Brentwood 店の場合は同じ敷地内に Traget が入っているので、そちらと合わせれば効率的に買い物が済ませられます。
ALDI(アルディ)
欧米各国に店舗を展開するドイツ系のスーパーマーケットです。
低コスト運営によって商品の販売価格を抑えていることで有名です。商品の質は Schnucks と同じくらいですが、価格は ALDI の方が安いです。
低コスト運営のため、(1) レジ袋は有料、(2) カートを利用する際は 25 セントコインを入れる(所定の位置にカートを戻すと返金)、という他のスーパーとは異なるシステムが取られています。また、最小限のスタッフで運営しているので、お店が散らかっていたり、レジが1箇所しか開いていないといったことも日常茶飯事です。
在米の日本人の間では、ALDI の冷凍のマグロ(Ahi Tuna Steak)が有名だと思います。値段はそこまで高くない( 1 パック 340g 入りで5ドル強)のですが、「Sushi Quality」と書かれており生で食べることができます。
普通に刺身として食べられますが、漬けマグロにした方が美味しくいただける感じはします。
最近(2024年)は、パッケージに「Sushi Quality」の文字が入っていないこともあります。ただ、商品の見た目などに大きな変化はなく、我が家では問題なく生で食べています。
Straub’s(ストラウブズ)
セントルイスのご当地高級スーパーマーケットです。個人的には「セントルイスの紀伊國屋」と呼んでいます。
価格帯はおそらくセントルイスで一番高いですが、デリのクオリティがピカイチです。Whole Foods Market よりも美味しい + バラエティが多いと思います。
日本で言うなら、デパ地下のご飯を買いに行く感覚で利用すると良いと思います。
ちなみに、生鮮食品(肉、魚、野菜、果物)に関しては、値段が高い割に Whole Foods Market や Trader Joe’s などと比べて品質が良いとは思えないので、あまりお勧めはしません。
Fresh Thyme Market(フレッシュ・タイム・マーケット)
ミシガン発祥のスーパーマーケット meijer 系列のスーパーマーケットです。
「Fresh」という名前の通り、生鮮食品の鮮度はセントルイス No.1 だと思います。以前は安定して鮮度が高かったのですが、最近は日によって変動があります(特に果物)。
加工食品についても、質の良いメーカー品を中心に取り扱っています。あと、お酒の品揃えが非常にいいです。
価格帯は商品によりけりですが、平均すると Trader Joe’s 同じくらいです。
なお、セントルイスの Fresh Thyme Market の隣には City Foundry STL という古い工場をリノベしたフードコートがあります。2021年にオープンしたばかりで、週末にはかなり混み合う人気スポットになっています
総合スーパー、ディスカウントストア
Target(ターゲット)
全米で展開する大型ディスカウントストアです。
日用品、服、電化製品、本、子供用品など、生活に必要なものは何でも揃います。ただし、食料品に関しては、お菓子や飲み物などの加工食品が中心で、生鮮食品はわずかに置かれている程度です。
「ディスカウントストア」という業態なので、全体的に価格は低めです。ただ、最安値で買いたければ Amazon などのオンラインショップで買ってしまった方が安いです。私は、すぐに必要であれば Target、少し待てるのであればオンラインという使い分けをしています。
ただ、Target には Price Match という制度があり、Target のオンラインストアや競合他社(Amazonなど)の方が安価な場合には、店員さんに言うとそこまで値引きしてくれるそうです。
ただ、店員さんを呼んで価格交渉する手間がめんどくさいし、結局最安値よりも安くなるわけではないので、私は他で安いお店を見つけたらそちらで買ってしまっています。
ちなみに、Target では、レシートと商品を持ってサービスカウンターに行くと、かなり柔軟に返品を受け付けてくれます。商品の不良にともなう返品は当然ですが、「気が変わった」といった顧客側の都合でも返品可能です。レシートはきちんと取っておきましょう。
Walmart(ウォルマート)
アメリカが誇る世界最大のスーパーマーケット。店内が異常に広いので、端から端まで移動するのは一苦労です。
Targetと同じく、日用品、服、電化製品、本、子供用品など、生活に必要なものは何でも揃います。また、Targetとは違い、食料品コーナーも充実しています。
全体的に値段は安いですが、売っているものも価格相応という印象です。店内が散らかっていることも多いので、あまり日本人受けは良くない気がします。
Sam’s Club(サムズ・クラブ)
Walmart グループの会員制倉庫型スーパーです。「Walmart 版の Costco」と理解していただければ OK です(倉庫型のスーパーの売上高では、Costco に次いで第2位)。上で紹介した Walmart のすぐ隣にあります。
食料品や日用品を非常に安く買えます。コストパフォーマンスで言えば、食料品を一番お買い得に買えるのは Sam’s Club か Costco です。
ただし、買い物をするにはメンバーズカード($50/年)が必要です。また、売られているものは総じて大容量のものが多く、一人暮らしの場合、野菜などを使い切るのは大変だと思います。
日本人目線としては、生食可能なサーモンが売られていることが Sam’s Club の最大の魅力だと思います。Sam’s Club の鮮魚コーナーには、何種類かサーモンが売られているのですが、そのうちの1種類は、ラベルに「Sashimi Quality」と書かれていて、生で食べることができます。(2023年の夏頃から店頭での取り扱いがなくなりました。オンラインでは、刺身用サーモン [冷凍] を買えるようです。ただし、レビューを見る限り、梱包方法が悪く配達時には解凍された状態で届くようです…)
なお、買い物代行アプリの Instacart を使うと、Sam’s Club の会員でなくても商品を購入することができます。会員価格に比べると若干割り増しになるようですが、正規会員になる前に商品を試してみたい場合には、Instacart 経由で商品を購入してみてください。
なお、敷地内にあるガソリンスタンドでは、相場と比べて1〜2割程度割安でガソリンを入れることができます。ガソリンだけでもメンバーズカードの元を取ることができるので、年間50ドルはそこまで高い金額ではないと思います。
Costco(コストコ)
日本にも店舗がある会員制倉庫型スーパーです。日本語では「コストコ」と呼びますが、英語では「コスコ」と発音します。
Sam’s Club と同じく、メンバーズカード($60/年)が必要で、総じて大容量の商品が多いですが、コスパは最強です。ガソリンを安く入れられる点も Sam’s Club と同じなので、Costco の年会費もそこまで高い金額ではないと思います。
また、Sam’s Club 同様、Instacart 経由であれば会員でなくても(割増し価格で)商品を購入可能です。
CostcoとSam’s Clubは非常に似ていますが、違いは次のとおりです。
- Costco の方がいい点:
- ベーカリーが美味しい。アメリカのスーパーで売っているパンは日本人の口に合わないものが多いが、Costcoのパンはどれも日本人の口に合う。
- 日本などのアジアの食品を仕入れてくれることがある。
- Sam’s Club に比べて客層が良い。
- Sam’s Club の方がいい点:
- Costco は Visa しかクレジットカードを受け付けていないが、Sam’s Club は Master や Amex も使える。
- 年会費が安い。
上で紹介したとおり生食可能なサーモンを売っている。(2024年1月10日時点:取り扱い終了)
(補足:生サーモンについて)
Costco で売られている「Farm-Raised Fresh Atlantic Salmon(養殖アトランティックサーモン)」は、Samishi-Grade や Sushi-Grade などとは書かれていませんが、日本食レストランなどで寿司に使われるクオリティのものだそうです。ネット上でもこの商品を生で食べられている日本人のブログ等が大量に出てきます。(我が家でも刺身でいただいています。)
最終的には自己判断ですが、生食用のサーモンを探されている方はこちらを検討するのがいいかと思います。なお、Costco には他にも2種類ほどサーモンが売られていますが、そちらは非養殖だったりするため、寄生虫等の危険があります。種類を間違えないように気をつけてください。
ドラッグストア
CVS(シー・ブイ・エス)
アメリカ最大のドラッグストアチェーンで、セントルイスエリアでも最もよくみかけます。Target や Schnucks(店舗による)の中にも入っています。
基本的な医薬品や日用消耗品であれば、大抵揃います。ただ、少しマニアックな商品とかだと置いていないことがあるので、その場合には Walmart かオンラインで探す必要があります。
Walgreens(ウォルグリーン)
CVS の次にセントルイスエリアでみるドラッグストアチェーンです。
品揃えや価格等で CVS と大きな違いはないですが、セントルイス・シティ側(フォレストパークより東側)だと店内が散らかっていたりすることが多いので、このエリアでは私は CVS の方を使います。
サービスカウンターが FedEx の窓口になっているため、荷物の発送や受け取りに使えます。
デパート、ショッピングモール
Saint Louis Galleria(セントルイス・ギャレリア)
複数のデパート(Macy’s、Dillard’s、Nordstrom)のほか、多くのアパレルショップ(Gap、H&M、The North Face、BANANA REPUBLIC 等)や Apple Store などが入居するショッピングセンターです。
Metrolink(セントルイスエリアの電車)の Richmond Heights 駅から徒歩圏内のため、車を使わずに洋服を買いに出かけるとしたら Galleria に来ることになると思います。
Plaza Frontenac(プラザ・フロンテナック)
COACH や GUCCI、LUIS VUITTON などの超高級ブランドが入るショッピングセンターです。
Saint Louis Premium Outlets(セントルイス・プレミアム・アウトレッツ)
各種アパレルブランドやスポーツ用品ブランド、化粧品店などが入居するアウトレットモールです。
その他
IKEA(イケア)
日本でもお馴染みの IKEA のセントルイス店です。日本語では「イケア」と発音しますが、英語では「アイキーア」(「キー」にアクセント)と呼ばれます。(IKEAの母国のスウェーデンでは「イケア」と呼ぶそうです。)
少し歩きますが、Metrolink の Cortex 駅から徒歩でアクセス可能な範囲です。
Best Buy(ベスト・バイ)
世界最大の家電量販店です。
値段は大して安いわけではないので、よほどこだわりのあるものでなければ Amazon などのオンラインで買うか Sam’s Club や Costco などで買った方が安上がりです。
Price Match という制度があり、大手競合(Amazon や Walmart 等)の最安値を提示すると、その値段で商品を販売してくれます(店頭でもオンラインショップでも)。例えば、「Amazon の方が安いけど、高額商品なのでオンラインで買うのは気が引ける」みたいな時に、Best Buy の店頭で Price Macth をお願いすれば、最安値かつ対面で商品を購入できます。
Home Depot(ホーム・デポ)
全米で展開するホームセンターです。
DIY 関連のものであれば何でも揃います。アパート住まいだと DIY することはあまりないと思いますが、引越しする際の段ボールなどは格安で購入できます。
Michael’s(マイケルズ)
手芸用品や文房具、室内装飾品などを取り扱うお店です。個人的には「アメリカの東急ハンズ」と呼んでいます。
Paper Source(ペーパー・ソース)
文房具や紙製品(ポストカードやラッピング用品)などを扱うお店です。
アメリカだとなかなか日本人好みするようなラッピング用品が売られていないのですが、このお店では「washi paper」など日本から輸入 or 日本にインスパイアされた商品を多く取り扱っています。
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