この記事では、ミズーリ州セントルイスでの観光スポットをまとめています。
全ての観光施設を網羅しているわけではないですが、有名どころは押さえていると思います。セントルイスに来られる際の参考になれば嬉しいです。
内容は随時更新していきます。
おすすめ度:★★★(絶対に行くべき)
ゲートウェイ・アーチ
セントルイス最大の観光名所です。これを外してセントルイスを観光するなんてありえません!
外から見るだけでも圧巻の巨大建造物ですが、実は中にも入ることができます。しかも、アーチの一番上まで!
時間指定制の入場のため、当日窓口でチケットを買うと入場まで1〜2時間待ちになることもあります。オンラインで事前に予約しておくのが便利です。
ちなみに、ミシシッピ川を渡ったイリノイ州側に、ミシシッピ川側越しにゲートウェイ・アーチを見る展望デッキがあります。
こちらも絶景ではあるのですが、展望デッキ周辺(イースト・セントルイス)の治安があまり良くないので、アメリカでの運転に慣れておらず道に迷うリスクがある方にはオススメしません。また、Uber や電車で行くと、いざという時に逃げられなくなるので絶対避けましょう。
念のため、展望デッキに関する情報も載せておきます。
バドワイザー工場見学
アメリカで最も有名なビール・ブランドであるバドワイザー。その本社工場がセントルイスにあります。
工場見学のツアーが充実しており、中にはビールの試飲できるものも。
ゲートウェイ・アーチと並ぶセントルイスの定番観光スポットなので、お酒が飲める方はぜひ!
ブッシュ・スタジアム
MLB球団セントルイス・カージナルスの本拠地です。カージナルスは、2023年のWBC日本代表で活躍したヌートバー選手が所属している(2024年7月現在)ほか、かつて田口壮選手が所属していた球団でもあります。
セントルイスは全米で最も野球熱が高い都市として知られており、ブッシュ・スタジアムの年間入場者数はMLB球場の中でもトップクラスです。
球場周辺には野球関連のグッズショップやミュージアムもあり、野球好きには強くおすすめできるスポットです。
セントルイス大聖堂(カセドラル・バシリカ)
フォレスト・パークという巨大公園の東側の街中にカトリックの大聖堂があります。
外から見た雄大さにも目を見張るものがありますが、是非とも見てほしいのは内部です。内部の壁や天井は、世界でも最大規模のモザイク画で装飾されており、一目見ただけで圧倒されます。
ミサや特別な行事を開催している時間帯を除けば、誰でも自由に立ち入って構いません。ミサ等の時間帯はHPで確認できます。
Ted Drewes のフローズン・カスタード
セントルイスで有名な食べ物はいくつもありますが(例えばこのwikipediaを参照)、その中でも圧倒的に人気があるのが「フローズン・カスタード」(アイスクリームの一種)です。
その元祖である「Ted Drewes(テッド・ドゥルーズ)」はいつも多くの人で賑わっており、セントルイスに来たら是非とも行ってほしいスポットの1つです。
「非常に硬くてカップを逆さにしても落ちない」という逸話から Ted Drewes のフローズン・カスタードは、地元では「コンクリート」の愛称で親しまれています。
ちなみに、わりとボリュームがあるので、サイズは Small(上記の写真の一番右)でも十分かもしれません。
おすすめ度:★★☆(できれば行きたい)
シティ・ミュージアム
僕の人生で訪れた美術館・博物館の中で一番奇怪な施設です。
「ミュージアム」と名を冠していますが、滑り台やロープ、抜け穴やハシゴなどが張りめぐらされた巨大アスレチック施設です。ここに行くとあなたの中の「ミュージアム」の概念がぶっ壊れます。
大人でも十分楽しめますが、子ども(特に小学生くらいの子)は無限に楽しめると思います。
アメリカ唯一のミスター・ドーナッツ
日本では非常に人気のあるミスタードーナッツですが、発祥の地であるアメリカには1店舗しか残っていません。
その店舗はセントルイスから車で30分ほど北に行ったイリノイ州の田舎町にあります。
今も創業当時のレシピでドーナッツを作っているそうです。当然ながらポン・デ・リングなどの日本オリジナルの商品はありませんが、ハニーディップのようなベーシックなドーナッツは日本のミスドと非常に似ている感じがします。
ドーナッツのほか、ミスドのロゴ&店舗の住所が入ったマグカップやTシャツ、パーカーなどのグッズが売られています。店頭に出ていなければ、店員さんに言うと裏から出してくれます。
店主のおじさん(かなり気さくでいい人)によると、日本人は結構来るらしく、中にはこの店に来るために日本から旅行しに来た強者もいるとか…。
営業時間が朝4時〜午後1時と変則的なため注意してください。
セントルイス動物園
全米最大規模の動物園です!かなり広いので、ゆっくり全体を回ると1日がかりになると思います。
駐車場($10〜15/日)やアトラクション(ミニSLなど)は有料ですが、入園して動物を見るだけなら無料です。
ハイシーズン(春〜夏)の週末はかなり混み合い、お昼前には駐車場が満車になります。駐車場を使う場合には、開園して1時間くらいの間に行くのが吉です。
北口と南口の2つの入り口がありますが、毎日開いているのは北口です。南口は週末や繁忙期の平日だけしか開いていないので、よく分からなければ北口を目指してください。
ユニオンステーション/セントルイス水族館
かつてセントルイス駅だったエリアをリノベーションした施設です。水族館やレストラン、ホテルなどが入居しています。
ひとつひとつの施設はこぢんまりした印象ですが、遊べる施設がたくさんあるので1日がかりで楽しめると思います。
最初のリノベーションは1980年ごろらしいのですが、近年も再開発が行われており施設は結構綺麗です。今後、敷地内の遊園地エリアを拡張するという話もあります。
水族館に関しては日時指定のチケットが必要です。週末はかなり混雑するので、事前にネット予約しておく方がいいでしょう。
セントルイス美術館
フォレストパーク内にある美術館です。展示されている作品は非常に多い(所蔵数ベースだと日本の大きな美術館の5〜6倍くらい)ですが基本的に無料です。企画展も観覧無料となる場合が多く、歴史的な芸術家に関する展覧会(「モネ展」みたいなもの)のみ有料になります。
正面出口の前には、セントルイスの地名の由来になったルイ9世の像があります。ゲートウェイ・アーチができる前は、この像がセントルイスのシンボルだったらしく、今もこの像の前で写真を撮る観光客をよく見かけます。
おすすめ度:★☆☆(余裕があれば行きたい)
フォレスト・パーク(公園部分)
フォレスト・パークは、代々木公園10個分くらいある巨大な公園です。
本記事で紹介している動物園や美術館、科学館、歴史博物館は全てフォレスト・パーク内にあります。
1904年に開催されたセントルイス万博の跡地であり、今でも万博当時に建てられた建物が残っていたりします。
個人的に写真映えすると思うスポットは、World’s Fair Pavilion を見られる場所(Google Maps)や池越しに美術館が見られる場所(上の写真、Google Maps)あたりですかね。
グランツ・ファーム
1903年に設立され、1954年から一般向けに営業している歴史ある農園です。
子ヤギにミルクをあげたり、乗馬体験ができたりします。駐車場から牧場エリアへ移動するトラムからは、アメリカバイソンなどを間近で見られたりもします。
動物たちと触れ合いつつ、アウトドアのレストランで食事を楽しむみたいなリラックスした過ごし方が楽しめます。
冬場は一般向けの営業をしていないため、HPで営業日などを確認してから行かれることをオススメします。
セントルイス科学館(サイエンスセンター)
科学に関する体験展示やプラネタリウム、フライトシミュレーター、4Dシアターなどがある施設です。
入場料は無料ですが、一部のアトラクション(プラネタリウムやフライトシミュレーターなど)は有料です。
体験展示は子ども(〜小学生くらい)向けが中心ですが、結構大人でも楽しめたりします。
火曜日と水曜日が閉館日なので、その点にだけ注意してください!
セントルイス植物園
毎年、Labor Day(9月第1月曜日)の3連休には日本祭(Japanese Festival)が開催され、非常に多くの人で賑わいます。日本をフィーチャーしたイベントとしてはアメリカで最大規模らしいです。とにかく混みまくるので、日本祭目当ての場合には早朝から来場された方がいいと思います。
また非常に美しい日本庭園があり、春には桜の花見もできます。
「わざわざ日本人がセントルイスまで来て日本庭園を見るか?」と思いオススメ度を下げていますが、施設自体は素晴らしいので、余裕があればぜひ訪れてもらいたいです。
交通博物館
セントルイス郊外にある古い列車や自動車などを展示した施設です。ごく一部は無料で見ることもできますが、基本的には有料です。
日本にある鉄道博物館の類と同じような雰囲気ですが、やはりアメリカの列車の方が「マッチョ」な感じがします(気のせい?)
セントルイス中心部から結構離れているので万人にはオススメしませんが、鉄道好き・自動車好きの人は楽しめると思います。
ミズーリ歴史博物館
フォレスト・パーク内にある歴史博物館です。
ミズーリ州やセントルイスの歴史についての展示があるほか、その時々の企画展もあります。企画展を含め入場料は無料です。
子どもでも楽しめる企画展をやっていたりもするので、公式Webサイトをチェックしてみてください。2024年7月時点では、展示会場中の壁がホワイトボードになっていて、そこに書かれている絵に塗り絵をできる展示(COLORING STL)をやっています。
マジックハウス
セントルイス郊外にある子ども向けの施設です。
いろいろな体験展示があるので、小学校低学年くらいまでの子であれば無限に楽しめる施設だと思います。
この施設がある Kirkwood エリアはおしゃれなカフェやマーケットなんかが立ち並んでいるので、子どもを遊ばせるついでに大人は街歩きで楽しむ、というのもいいかもしれません。
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