Urth マグネティック・レンズフィルター

先日、Urth のマグネティック・レンズフィルターを購入しました。

ネット上であまり詳細なレビューを見かけなかったので、使用してみた感想を残しておこうと思います。

たなぱんだ

結論としては「簡単に別種類のフィルターに付け替えられて便利ではあるが、いくつか注意すべき点がある」という感じです。

※ 念のため補足しておきますが、企業案件とかではないです。アフィリエイト目的でもないので、購入リンクも貼りません。あくまで1ユーザーの素朴な感想としてお楽しみください。

目次

Urth とは?

Urth はオーストラリアに本社を構えるカメラアクセサリーのブランドです。以前は Gobe というブランド名で展開していたようです。

レンズフィルターのほか、マウントアダプターやカメラバッグなどを販売しています。どの商品もシンプルなデザインで、パッケージが紙製の箱である点が特徴的です。

ちなみに Urth の商品を1つ買うたびに木が5本植えられるようです。

2つのグレード

Urth のレンズフィルターには「(無印)」と「Plus+」の2種類のグレードがあります。

無印(スタンダード)は、日本のAGC(元・旭硝子)製のガラスを使用し、8層のコーティングが施されています。

Plus+(ハイグレード)は、ドイツのSCOTT製のガラスを使用し、30層(UVフィルター)または20層(ND、CPLフィルター)のコーティングが施されています。

無印もPlus+も良い意味で値段相応という感じです。品質に安心感があるので日本のメーカー(Kenkoやハクバ)と同じ感覚で使えるかなと思います。

マグネティック・フィルターを買ってみた

今回購入したのは「マグネティック・フィルター 4点セット(Plus+) 46mm用」です。このセットには、UVフィルター、ND8フィルター、ND1000フィルター、CPLフィルターが含まれています。

アメリカの Amazon で149ドル+税でした。日本の Amazon だと20,300円(税込)のようです。

外箱は紙製で、いつもどおりスタイリッシュなデザインです。

上から順に、①上蓋、②UVフィルター、③C-PLフィルター、④ND8フィルター、⑤ND1000フィルター、⑥マグネットフレーム、⑦底蓋が積み重なっています。

たなぱんだ

上下の蓋がフィルターのレンズ面を保護してくれるので、このまま持ち歩けそうです。

磁石でくっついているだけですが、結構力を入れないと外れません。なので、カバンの中でバラバラになっているといった悲劇も起きなさそう。

50mm の Summilux につけてみました。かなりの薄枠なので重ね付けしてもケラレが発生する心配はなさそうです。

ちなみに、この写真ではマグネット枠(上記⑥)をねじ込み式でレンズに取り付けた上で、UVフィルターを磁力で吸着させていますが、UVフィルターを直接レンズにねじ込むことも可能です。その場合は、UVフィルターの上からNDフィルターやC-PLフィルターを使用することになります。

問題点:純正のレンズキャップがつかない

しかし、ここで問題が発生しました。

フィルターが薄枠すぎて、純正のレンズキャップがハマりません…。

現状の解決策は、Urthのフィルターセットに付属してきた上蓋(上記①)をレンズキャップ代わりに使うことです。

これはこれでスタイリッシュな見た目になるのでいいのですが、別の問題が生じました。

たなぱんだ

上蓋をレンズに取り付けてしまっているため、使っていないフィルターの上面が剥き出しになってしまう…

UrthのWebサイトをみたところ、この上蓋だけを売っているようなので追加で購入することにしました。

お値段30ドル…。

たなぱんだ

非常に植樹が捗りますね

(もう一度言いますが、Urthの商品を買うたびに植樹がされます)

これで一件落着かと思いきや、さらに別の問題が。

普通のレンズキャップを外す感覚でレンズから上蓋を外すと、磁石が強力すぎてフィルターも一緒についてきてしまう…

こればかりは仕方がないので、「左手の指でしっかりとフィルター枠を押さえた上で右手で蓋を取る」ということを徹底することで対処しています

たなぱんだ

この超薄枠フィルターに使えそうなレンズキャップをご存知の方、教えてください…

好みが分かれる点:フィルター枠の前面に書かれた文字

マグネティックフィルターに限らず、Urthのフィルターを前からみるとこんな感じになります。

人によっては、この「URTH 46 30L」みたいな文字が目障りだと思うかもしれません。

ちなみにKenkoのフィルターの場合はこんな感じです。

こう比べてみると、Kenkoの方がスッキリしている感じはします。

まとめ

Urth のレンズフィルターの品質は日本メーカー並みに高いです。

そんなメーカーのさまざまなフィルターがマグネット式で瞬時に変えられるというのは非常に便利です。

しかし、「レンズ純正のレンズキャップが使えない。代わりになるUrthの磁石式のフタは高い&使い勝手が悪い」という点でマイナスポイントがあります。

また、Urthのレンズフィルターのデザインは人によって好き嫌いが分かれる気がします。

これらのメリットとデメリットのどちらに重きを置くかによって評価が大きく分かれる商品かなと思います。

たなぱんだ

僕の場合は、「Kenkoを常用フィルターとしつつ、外出先で頻繁にフィルターを替えそうな日に限ってUrthのマグネットフィルターをつけていく」という運用にしようかと思っています。

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この記事を書いた人

たなぱんだのアバター たなぱんだ 🇺🇸留学中

🇺🇸留学中に分からなかったこと&困ったことを備忘録的に残します。
どこかの誰かのお役に立ったら嬉しいです。研究の息抜きに写真のことも書くかもしれません、たぶん。

高等教育とは無縁な世界で育ったものの、ついにはPhD留学にまで来てしまいました。そんな留学中に子どもが産まれ、育児と研究を両立する日々を送っています。自分で言うのもなんですが、わりと希少性のあるサンプルな気がします。

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